印南町での教育旅行(国内、海外)の取り組みについて

 

印南町教育旅行誘致協議会 いなみかえるの宿

 

 私たちはベッドと食事を提供する宿ではありません。

 

私たちと一緒に食事の準備をし、作り、食べ、語り合い、遊ぶ、つまりその家族の一員の様な体験をしてもらいたいのです。

  会員みんなが「一度泊まれば、みんなうちの子」をモットーにして子供たちを迎え入れしています。

 

周辺を散歩したり、近所の人たちと語り合ったりして地域の暮らしや様子も知ってもらいたいです。

 

自分の日常と異なる家庭や環境の中で、自分と他者を考え、振り返る機会になってくれたらいいなと思っています。

 

外国からの子ども達も多く来てくれます。

 

日本の田舎の暮らしや習慣を知ってもらうだけでなく、私たちもまたその国の人々のこと、また習慣や宗教についても理解を深めてきました。

 

そしてお互いにホームステイを通して生きた国際交流をしたいと願っています。

 

「可愛い子には旅をさせよ」という諺があります。それを「かわいい子には、他人の飯を食べさせよう」とあえて言い換えたいと思います。

 

泊まってくれればきっと人間的な成長があると信じてやっています。

 

子ども達とのふれあいが、一番のおもてなしと考えています。

 

従って一家庭に2~4名程度の受け入れしかしていません。

 

なるべく地域の食材を使って地域の調理法で食事を提供しています。

 

 

会員は2軒の旅館を含めて約50家庭です。最大60名の受入れが出来ます。

 

 

 

国内から

中国から

アメリカから

台湾から

フィジーから

マレーシアから

韓国から



会が大事にしている「受入前説明会及び受入後反省会」

 受入手引書を作成し、受け入れする前に必ず受入家庭が集まり、受け入れる子供達の様子・対応など心構えを話し合っています。

 特に、ムスリム(イスラム教徒)の食事制限、又、食べ物及び動物アレルギーなどの確認をしてお迎えしています。

 

 お見送りした後、次の受入れに繋がる様に反省会を行い、会員の意思疎通を図っています。

 

 一般家庭にホームステイすることに不安を感じておられる学校や保護者の方に、少しでも安心して頂けるように努めています。

*日高新報に「受入説明会の様子」が掲載されました


いなみかえるの宿の(設立・推移)概要

 和歌山県印南町では、主要産業である農業に加え、農業体験や農家民泊など観光との融合による6次産業化を推進することとし、地域の活性化を図るため、平成23年に印南町の主導で、地域住民による農家民泊受け入れ団体「いなみかえるの宿」を設立しました。

 平成27年4月、事務局を印南町から移譲され、アグリコミュニティ稲原に事務所を構えました。